中国の人気アプリで学ぼう! 中国語講座⑴

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中国の人気アプリで学ぼう!中国語講座スタート

この中国語講座は、より実践的な中国語を学ぶため、中国で流行っている人気アプリを使って、中国語の単語を解説していきます。この中国語講座をうまく使えば、中国の人気アプリの画面が解読できるようになるかもしれません。

今日は、中国で個人ユーザー7.2億人を誇る中国最大のSNS、「中国版Twitter」とも言われている「Weibo(微博・ウェイボー)」のアプリ画面で、中国語を学んでみましょう。

まずは、つぶやきのタイムライン画面を見てみましょう。

 

中国語: 注册
日本語: 登録 
ピンイン:Zhùcè
例文:这个网站不需要注册会员。(このサイト会員登録は必要ありません。)
中国語:登录 
日本語:ログイン 
ピンイン:dēnglù
例文:登录失败。密码无效。(ログインに失敗しました。 パスワードが無効です。)

実は、中国語で「ログイン」を意味する「登录」は、日本人はつい「登録」と読んでしまいがちですが、「登录」は「ログイン」の意味なので、微妙に意味合いが異なります。登録を意味する「注册」、ログインを意味する「登录」と覚えておきましょう。

 中国語:关注
 日本語: フォロー
 ピンイン:guānzhù
 例文:我在微博关注喜欢的明星。(私はWeiboで好きな芸能人をフォローします。)

 

次は、「登录(ログイン)」画面を見てみましょう。

中国語:手机号
日本語: 携帯番号
ピンイン:shǒujī hào
例文:我的手机号是123456789。(私の携帯番号は123456789です。)
中国語:邮箱
日本語: メールアドレス
ピンイン:yóuxiāng
例文:这是我的邮箱地址。(これは私のメールアドレスです。)
中国語:密码 
日本語: パスワード
ピンイン:mìmǎ
例文:请填入用户名和密码。(ユーザー名とパスワードを入力してください。)

 

これから中国語のアプリを使ってみたいという方で、実際に登録をするなら、WeChatやQQのアカウントを作成しておくと大変便利です。WeChatやQQのアカウントがあれば、アカウント連携で簡単にログインすることができます。アカウントを持っていない場合は、もちろん携帯番号とメールアドレスでも登録可能です。

今回は、主にログイン画面や登録画面で中国語をご紹介しました。次回もアプリで中国語を学んでいきましょう。

 

chinapass.jp

17億円調達したWeChatでギフトを贈る「Liwushuo」を解説

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ECプラットフォーム「Liwushuo」が資金調達

 電子商取引プラットフォーム「礼物说(Liwushuo.com)」は、C1ラウンドで1億人民元(17億円)の資金調達を完了した。過去には、セコイアキャピタル・チャイナ(红杉资本中国)、テンセント傘下のファンド腾讯产业基金、广渠资本(Guangqu Capital)から出資を受けていた。今回の資金は、ミニプログラムの改善およびマーケティングに使用される。

 

WeChatのミニプログラムを試験的に開始

 今年2月、「Liwushuo」はWeChatのミニプログラムのアルファテストを開始した。WeChatのミニプログラムとは、WeChat内で利用できるアプリだ。日本のLINEでいえば、LINE PayやLINEギフトのようなサービスに当たる。

 中国の中間層をターゲットとした「Liwushuo」のミニプログラムは、LINEギフトと似たような使い方(LINEさえ知っていれば、友達にギフトを送れるサービス)だ。WeChatには、「WeChat紅包」というお年玉(現金)を送る機能があるが、今回の「Liwushuo」はギフトを送ることができる。ギフトを受け取るユーザーは、住所などの情報を記入した後、宅配便などで贈り物を受け取る仕組み。「Liwushuo」と「LINEギフト」の違いは、後ほど説明する。

 

WeChat「Liwushuo」でのギフトの贈り方

WeChatからの「Liwushuo」の使い方は、下記の手順でおこなう。
まず、WeChatで「礼物说小程序」を検索し、ミニプログラムの「礼物说」をクリックする。

下図は、ミニプログラムをクリックした後の画面。ここでは、ギフトを贈る大まかな流れが示されている。ギフトを選び、送り先を選んだら、メッセージを添えることができる。

ギフトを贈るユーザーは、「Liwushuo」のECショッピングモールでギフトを選ぶ。購入金額は、1~1000人民元(17~1.7万円)までと設定されている。

ギフトを選んだら、一番下の「友達に送る」をクリック。

贈り方が「Liwushuo」の特徴であり、「LINEギフト」と異なる点だ。選んだギフトの送り方は、3パターンから選ぶ。

①「直接相手に贈る」
これは、LINEギフトと同様で、送り先である特定の個人にギフトを贈るパターンだ。

②「抽選時間を設定して贈る」
「Liwushuo」では、ギフトの送り先を複数人のグループに設定できる。グループ人数に対して、ギフトの数が少ない場合、自動的に抽選となる。贈るユーザーは、抽選結果が発表される時間をあらかじめ設定しておくのだ。時間内までにWeChat上で参加した友達の中から、自動的にギフトが贈られる仕組みとなっている。

③「人数を設定して贈る」
先ほどの時間設定だけでなく、参加する人数を設定することもできる。ギフトが欲しい友達が、設定したに人数に達すると、自動的に友達にギフトが贈られる仕組みだ。

 

 実は、「Liwushuo」は元々アプリも開発していた。今回のWeChatミニプログラムを開始した理由は、約8億人の「WeChatお年玉」のユーザーと、1.7億DAUの「WeChatミニプログラム」の市場規模だ。現在、「Liwushuo」には、3000人のハイエンドユーザーと50万人以上の一般ユーザーがおり、翌月の継続率は26%である。また、ハイエンドの客単価は350人民元(約6000円)であり、リピート率も高い。一部のユーザーは1週間に1万人民元以上のギフトを贈っているそうだ。

今回のテスト期間中、多数ブランドと共同でマーケティングをおこなった結果、3日間の注文件数は10万件となり、20万件以上のギフトが贈られた。

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ショートムービーでニュース配信「Pear Video」 テンセント、バイドゥから105億円調達

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テンセント、バイドゥPear Video」へ出資

 ニュースを中心とした中国のショートムービープラットフォーム「Pear Video(梨视频)」がAラウンドで6.17億人民元(105.3億円)の資金調達に成功した。リードインベスターはテンセント(Tencent)で、バイドゥ(Baidu)も参加した。2017年11月、「Pear Video」は、プレAラウンドで华人文化产业基金(China Media Capital)と人民网(人民網)から1.67億人民元(28.5億円)を調達していた。

 

ショートムービーでニュース配信「Pear Video」とは

 「Pear Video」は2016年11月にリリースされた。世界中にコンテンツ制作人材のネットワークを抱えている。現在、1日に約1500万本のショートムービーが作成されており、1つの動画時間は30秒から3分ほど。1日あたりの再生回数は、10億回以上だ。

 「Pear Video」の動画が毎日10億回視聴されるには訳がある。「Pear Video」は、エンターテイメント系コンテンツだけではなく、”ニュース”を配信するプラットフォームでもあるのだ。このニュースコンテンツは、主にプロフェッショナルによって取材・撮影・編集されたもの(PGC : Professionally Generated Contents)なのだ。たとえば、前回の米国大統領選では、「Pear Video」がヒラリー氏およびトランプ氏の選挙本部内部の撮影をしていた。 撮影に使用した機材や人材レベルはプロのニュースメディアと同等で、素人がスマホで撮影したショートムービーとはクオリティが大きく異なる。

 pearvideo.com_news_movie

 

ニュースメディアとしての信頼

 実は、「Pear Video」の創立チームはニュースメディア出身なのだ。そのため、中国国外の有名メディアからも信頼があり、ニュース動画配信のチャンネルとして使用されている。現在、中国で人気の動画アプリといえば、「TikTok(抖音)」、「Kuaishou(快手)」、「Huoshan(火山小视频)」、「Meipai(美拍)」だが、これらはエンターテインメント系コンテンツが中心である。「Pear Video」は、これらの動画配信プラットフォームと直接的な競合関係にはないようだ。

 

 今回の調達資金は、高品質なコンテンツ制作ネットワークの構築・拡大、ビジネスモデルの改善に努める予定だ。

 

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大手企業とクリエイターのマッチングサービス「Tezign」 数十億円を調達

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クリエイターとのマッチング「Tezign」が資金調達

中国の、企業向けのクリエイターマッチングプラットフォーム「特赞 (Tezign.com)」 がBラウンドで数千万ドル(数十億円)の資金調達に成功した。今回のリードインベスターは赫斯特资本(Hearst Ventures)で、他にもセコイアキャピタル・チャイナ(Sequoia Capital China:红杉资本中国基金、线性资本(Linear Venture)、靖亚资本(Eminence Ventures)、さらに朱钦骐(David Chu:アパレルブランド「NAUTICA」の創立者)も参加した。

 

マッチングプラットフォーム「Tezign」とは

 「Tezign」は2015年に設立された、大企業や中堅企業のマーケティングイデアやデザインに関して、包括的なサービスを提供するプラットフォームである。「Tezign」のプラットフォームでは、ビッグデータを活用してクリエイター個人や制作企業と、メーカーやIT分野の大企業とをマッチングしている。

tezign_designer_select

 大手企業側は、自社のニーズや条件を入力すると、案件に最適なデザイナーやクリエイターを探すことができる。マッチングが成立すると、デザイナー・クリエイター側とプロジェクトの進捗や工程スケジュールなどを管理・共有できる。

tezign.com_management_schedule

 「Tezign」では、主にグラフィックデザイン、UI/UX、イラスト、動画などのデザインを取り扱っている。さらに、法務、財務、プロジェクト管理といった関連する一連サービスも提供し、デザインを依頼する企業の多面的なニーズに応えている。

 現在、「Tezign」のプラットフォームには、世界16カ国、74都市の優秀なデザイナーおよびクリエイターが、1万人以上登録している。マッチング実績のある企業は、Unilever、Starbucks、Alibaba、Ping An Group、Ant Financial、Nestle、Honeywell、YoukuVivoAudiなどグローバル企業が名を連ね、合計8000社以上にのぼる。「Tezign」の事業規模は、設立当初から3年間でほぼ10倍に成長した。

 

「Tezign」のビジネスモデル

 「Tezign」の収益モデルは、2つのモデルの組み合わせでできている。
 1つ目は、マッチングの仲介モデルだ。「Tezign」のプラットフォーム上で、クリエイターとデザインを依頼する企業でマッチングが成立した時、クリエイターは各プロジェクトの取引額の10%を手数料として「Tezign」に収める仕組みとなっている。
 2つ目は、プラットフォームの会費モデルだ。デザインを依頼する企業は、「Tezign」のプラットフォーム利用料として年会費を支払う。この会費で、「Tezign」はクリエイター人材のクラウド構築費、管理システム費、メンテナンス費、プロジェクト管理サービスなどの費用をまかなうことができる。

 

今回調達した資金は、人工知能およびデータ技術の開発、グローバル市場への展開、人材開発に使用される予定だ。

 

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映画館とホテルの融合「Film Hotel」17億円調達

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映画館のようなホテル「Film Hotel」が資金調達

中国の映画に特化したエンターテインメント型ホテル「Film Hotel(有戏电影酒店)」が、Aラウンドで1億人民元(17億円)の資金調達に成功した。今回のリードインベスターは、IDG Capitalで、不惑创投とFilm Hotelの創立チームも参加した。創立チームは3000万人民元(5.1億円)を出資。創立者の贾超(gǔ chāo)氏 によると、今回の資金は、店舗展開、技術開発、人材の募集などに使用するようだ。

 

「映画館」と「ホテル」の融合

 「Film Hotel」は2014年3月に成立された、映画に特化したホテルだ。映画館とホテルを組み合わせたこのユニークなホテルでは、宿泊者が楽しめる工夫がなされている。ホテル内には、人気映画の肖像や置物が飾られ、従業員は映画の人気キャラクターの衣装を着ている。なかには、映画の撮影機材がセットされた店舗もある。

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 客室では、映画はもちろん、テレビ、ライブ放送なども視聴することができる。133インチ、1080pのフルスクリーン大画面と3Dサラウンドスピーカーが組み込まれており、通常の映画館よりも迫力のある音響効果を体験できる。また、映画の品質や著作権などを強化するために、北京电影学院(Beijing Film Academy)や、中影集团(China Film Group Corporation)といった映画関連機関と提携を結んでいる。

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 現在、営業している10軒以上のホテルの平均稼働率は95%以上であり、リピート率も通常のビジネスホテルやバジェットホテルよりもはるかに高い。1泊あたりの宿泊料金は、400~900人民元(6800~1.5万円)で、1ホテルあたりの年間収益は約1000万人民元(1.7億円)、純利益率は40%~50%ほどだ。

 

 今後、中国全土に進出し、200店舗を展開する予定だ。内訳は、直営店が50店、加盟店が150店。各都市で最初の加盟店には、加盟料を無料にすることでさらなる店舗拡大を狙う。

 

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電子機器全般のレンタルサービス「NEISHA.CC」 数億円を調達

中国の電子機器レンタルプラットフォーム「NEISHA.CC(内啥)」は、A+ラウンドで数千万人民元(数億円)を調達した。今回の投資家は、アント・ファイナンシャル(Ant Financial)だ。

 

電子機器 レンタル 「NEISHA」とは?

「NEISHA」は2015年9月に正式にリリースされた。主にドローン、GoProなどのカメラ、PS4などのゲーム機器、PC、オーディオ、無線機といった幅広い電子機器のレンタル取引プラットフォームを提供している。高価な電子機器を使いたい個人にとって、低コストで楽しむことができるサービスとして人気を博している。

 今年4月、登録ユーザー数は10万人目前に達し、今では700万人近くのユーザーを抱えるまで成長した。このまま成長すれば、来年には、1000万〜2000万ユーザーに達すると予想されている。

 

ビジネスモデル : マネタイズは2パターン

 現在、ビジネスモデルはBtoCとCtoBtoCに分かれている。BtoCモデルは、「NEISHA」が電子機器の在庫を抱え、顧客にレンタルするモデルだ。このモデルでは、レンタル料が収入となる。また、CtoBtoCモデルでは、個人が所有する電子機器を「NEISHA」が管理し、オーナーとは別の顧客にレンタルする。このモデルでは、オーナーから徴収する電子機器の管理費用が「NEISHA」の収入となる。

 

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電子機器 レンタル の可能性

 中国の電子機器販売市場における消費額は、2兆人民元(兆円)規模といわれている。「NEISHA」の杨威氏は、『巨大な市場規模と新たな消費習慣が、レンタルプラットフォームの可能性を広げた』と述べた。現在、中国国内の主要レンタルサービスは携帯電話分野に集中している。「NEISHA」の強みは、GoProからテントまでに及ぶ豊富な製品カテゴリーだろう。

今回の資金は、主にサービスの強化と新市場の拡大に使用される。

 

 

携帯端末のレンタルサービス「シャンファンヂー」25.5億円調達

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携帯レンタル サービス「シャンファンヂー」25.5億円調達

 中国の携帯電話レンタルプラットフォーム「享换机(シャンファンヂー:xiǎng huàn jī)」は、A+ラウンドで1.5億人民元(25.5億円)の資金調達に成功した。今回のリードインベスターは晨山资本(Chenshan Asset Management)および歌斐资产(Gopher Asset Management)で、挖财(Wacai.com)、华盖资本(HG Capital)、清新资本(Yingjiesheng Capital)も参加した。2017年末には、エンジェルラウンドおよびAラウンドで合計1.1億人民元(18.7億円)を調達している。

 

「享换机(シャンファンヂー)」とは

 「シャンファンヂー」は、元々、中国の3C製品(コンピューター・通信機器・家電)のリサイクルプラットフォームである「爱回收」傘下のサービスだ。2017年7月に独立し、現在は携帯端末のリースやレンタル、メンテナンスおよび交換といった、3Cのうちの通信機器にあたるサービスを提供するプラットフォームとなっている。

 「シャンファンヂー」のプラットフォームにおける、基本的なサービスの流れは次のとおり。ユーザーは「Sesame Credit(芝麻信用)」を介して信用評価を受ける。信用評価が一定基準を満たせば、デポジット不要で、「シャンファンヂー」のアプリもしくは「Alipay(支付宝:アリペイ)」、「Taobao(淘宝網タオバオ)」から携帯電話端末を借りることができる。レンタルの期間はユーザーが選択する。レンタル期間が切れたら、契約を更新するか、機種交換するか、もしくは買い取るか、を選ぶことができる。

 「シャンファンヂー」の収益源は、携帯端末のレンタル料だ。公開データによると、「シャンファンヂー」で携帯端末をレンタルしたユーザーは1万人以上おり、サービス継続率(機種交換かレンタル継続)は40%ほどのようだ。

 

『 携帯レンタル がトレンドになる』

 「シャンファンヂー」CEOの王思宝は、中国の携帯電話の使用サイクルに関して、以下の見解を示した。これまで、携帯端末は2〜3年サイクルで買い替えられていたが、近年では、サイクルが約1年半に短縮されており、特にスマートフォンの利用サイクルは短くなってきた。事実、スマートフォンなどの携帯端末単価は年々増加しており、交換費用も高額になってきている。携帯電話は、若年層にとって「ファッションアイテム」なのだ。端末交換の需要は、ライフスタイルと密接な関係がある。さらに王氏は、『携帯端末を"買う"ことよりも、"レンタル"するという選択が将来のトレンドになる』と語った。

 同社は設立当初から、新規ユーザーの獲得を最重要視していた。規模が拡大していくに従って、携帯端末のレンタルから、訪問メンテナンスサービスや通話料金パッケージ化、データのバックアップサービスなど、付加価値を高めるサービスへ展開していく方針だ。今後、こうしたサービスを充実させることで、さらなる収益化を図る。

 

 

 今回調達した資金は、主にリスク管理チームの構築、付加価値サービスの開発・拡大、オフラインサービスの最適化、ブランドプロモーションに使用される予定だ。

 

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