中国シェアオフィスURWorkがWooSpaceと合併 評価額1850億円に

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中国コワーキングスペース業界初のユニコーンURWorkが、Woo Space(无界空间)との合併を発表した。合併後、URWorkの評価額は、約110億人民元(1852.5億円)に達する。実は、両社の取引は今回が初めてではない。URWorkは、2016年にWoo Spaceの資金調達Aラウンドに参加していた。

 

Woo SpaceとURWork

Woo Spaceは2015年に設立された、北京を中心に展開するシェアオフィス企業だ。設立チームは1990年以降生まれのエリート集団だ。入居している企業は、「每日优鲜」、「蔚来汽车」、「VIPKIDS」といった、中国の未来を背負う若く優秀ベンチャー企業が多数入居している。
2017年12月まで、URWorkは世界35都市に120拠点のコワーキングスペースを展開しており、国際化戦略を積極的に進めている。これまでに、ロサンゼルス、ニューヨーク、中国台北、香港、シンガポールジャカルタに上陸している。

[caption id="attachment_2260" align="aligncenter" width="632"]URWork_オフィス内部_シェアオフィス オフィスの様子 ©ChinaPASS

 

シェアオフィス企業の後ろ盾

URWorkとWoo Spaceの後ろ盾には、セコイア・キャピタル・チャイナ(Sequoia Capital)、真格基金(Zhen Fund)、マトリックスパートナーズ・チャイナ(Matrix Partners)、创新工场(Sinovation Ventures)、洪泰基金(Aplus)など数多くの優れた投資家の存在がある。 かれらの資本力によって、コワーキングスペースやシェアオフィス業界はさらに拡大するかもしれない。

 

今回の合併後、両社は世界35都市におよそコワーキングスペースを150拠点、合計約50万㎡を所有・管理し、約6000企業にサービスを提供することになる。

 

 

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